2011年6月25日 星期六

減少排放二氧化碳真的可以救救地球嗎?

澳洲為了減少食水的消耗, 以及降低二氧化碳的排放, 打算把數以萬計的駱駝射殺。人類破壞了大自然付出了代價, 本來已禍及大量動物, 但是像澳洲這樣的舉措, 分明是謀殺活生生健全的動物。很多人為此群起批評。 (見, BBC Chinese.com)

這兒出現一個價值判斷的雙重標準: 人類為了經濟發展, 污染了海洋, 污染了空氣, 使大量魚類死亡, 大量北極熊和南極企鵝失去了棲息的家園。但是, 人類普遍是容許這樣的情況繼續下去的, 因為普遍認為經濟必須繼續發展, 人類的生計必須優先獲得保障; 可是, 為了相同的目的, 即為了保障人類的福祉, 主動殺死動物, 便隨即引起很多人不滿和反對。主動殺死動物是謀殺, 那為了經濟發展而造成污染, 繼而趕絕了動物的生存空間, 蠶食了牠們的生命, 算不算謀殺?

核心的問題, 似乎是全球的co2排放量持續增加, 能源消耗大國又無視《京都議定書》的約束, 減少排放量似乎是天方夜譚。早稻田大學的池田清彥教授認為, 人類解決問題的方向並不正確, 因為減少cO2排放量對減輕地球溫室效應很有限, 但全世界的人, 特別是先進國的人卻為了減排, 犧牲了大量金錢和時間, 也犧牲了許多人類的生活享受。看看日本的大城市吧, 夏日來了, 冷氣卻不能正常開動, 大家都面對苦熱之煎熬。日本過去是冷氣機的生產大國, 但很諷刺的是, 「冷氣」只能定在攝氏28度, 簡直是形同虛設。最要命的是不少大企業實行「夏令時間」省電, 那固然有助減少能源消耗, 卻苦了以千萬計每天擠進都會區上班的白領一族。凌晨四點起床, 天仍未亮, 便要坐兩個小時的火車。生活調子和規律幾乎一下子打亂了。生活方式每個人不一樣, 有人喜歡提早上班, 因為可以提前下班, 早一些回家。一個政策的好與壞, 還看我們有沒有選擇的權利和自由。要是沒有這個選擇的權利和自由, 例如, 你不順從的話,便飯碗不保, 如是這個政策便近乎惡法了。

當然, 人類是不是生活太奢侈太浪費, 又或者人類應否培養起節儉節約的美德, 是另一個問題, 因為即使全人類皆同意減少浪費, 認同節儉節約是美德, 但根摢池田教授的說法, 依然無法解決長遠資源不足的問題, 資源日益匱乏, 世界人口繼續飛快增長, 單靠省電和節約,並沒有正視問題的根本。就好像一個人缺錢了, 節約並不是長遠的方案; 解決財困, 常識就是要開拓財源。

根據池田教授的意見, 人類面對能源短缺不足的現實, 應該努力研發可替代能源和可再生能源, 而研發新技術, 必須消耗大量能源, 因此一時間要使用更多的石油能源, 從而排放更多二氧化碳, 實在無可避免。但長遠而言,這個努力一旦成功, 人類就不用再依賴石油、原子能或核能這些有限和具污染性的能源, 最後反而可以自然而然減少CO2排放量, 那才是一石二鳥, 根本解決問題之道。

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『新たなデメリットを生むCO2削減』

環境問題というと、CO2の人為的排出による地球温暖化問題のみが大きくクローズアップされている昨今であるが、環境問題は他にも沢山ある。そもそも環境問題とは、人間の活動が環境の劣化をもたらす状況のことだ。一般的には人間は生活条件の改善をめざして活動するわけだが、人間の活動は多少とも現在の地球環境を変更し、ときとしてこれが環境問題をもたらす。

たとえば、農耕は不可避的に自然生態系の改変の上に成立している。何であれ自然生態系の改変を環境劣化であると考えれば、農耕はそれ自体が環境問題とならざるを得ない。しかし、通常農耕それ自体は環境問題と考えられてはいないだろう。それは農耕が人間にもたらすメリットはデメリットよりもはるかに大きいからに違いない。

もちろん、メリットがデメリットを上回るように思えても、極力デメリットを減らす努力は
大事であろう。農業の場合であれば、農薬を過度に使わないとか、河川の流量を余り減らさない水利用とかがこれに当たるであろう。問題はデメリットを減らそうとの努力が別種のデメリットを帰結する時に起こる。人間が自然に働きかけることによって生ずるデメリットを第一段階の環境問題と捉えるならば、このデメリットを除去しようとの努力の結果生ずるデメリットは、第二段階の環境問題と呼べるであろう。地球温暖化防止と称する今日日大流行のCO2削減運動は、実にこの第二段階の環境問題なのではないかと私は思う。

化石燃料の使用は人類に大きなメリットをもたらした。石油の利用が本格的になった20世紀の初頭、16億5000万人であった世界人口は現在68億人である。石油エネルギーが人間の活動範囲を拡げ、食糧の増産をもたらしたからだ。石油がなければ、肥料を作ることも、効率よく田畑を耕すことも、魚を沢山獲ることも、いくつもの大都市を造ることもできなかったであろう。

当然、石油資源は有限である。専門家の予測ではあと10年でピーク・アウト(需要に生産が追いつかなくなる)に達するという。石油が枯渇すればどうなるか。エネルギーと食糧価格は高騰し、失業者は激増し、沢山の人々が飢餓に直面し、世界はパニックに陥るだろう。そう考えれば、石油の使用自体が第一段階の環境問題なのである。この環境問題を解決するには、石油に代わる代替エネルギー源を開発するか、石油がなくても人類が現在の生活水準を余り落とさないで生活できるレベルまで世界人口を減らさなければならない。

恐らくこの事態を冷静に受け止めるのは恐怖だったのだろう。多くの人々は化石燃料の使用による環境問題は地球温暖化だとの瑣末(さまつ)な偽問題に走った。化石燃料の使用によるCO2の排出は確かに地球の気温上昇に多少ともプラスの効果をもたらすことは確からしく思われる。それゆえ、化石燃料の使用による最大のデメリットが地球温暖化だと考えれば、CO2を削減することには大いなる意義がある。しかし、どう考えてもエネルギーの枯渇に比べれば地球温暖化はたいした問題ではない。

もちろん、余り大きなコストをかけずにCO2が削減できるのならば、(C) 削減することに反対する理由はない。残念ながら、CO2の削減にはべらぼうなコストがかかり、その割には効果はほとんどない。たとえば、日本は年間1兆円以上もの税金を投入して、先進国のCO2削減目標を定めた京都議定書を守ろうとしているが、日本が京都議定書を守ったとしても(実際には守れてないのだが)、100年後の地球の温度上昇を0.004℃ほど下げるのに貢献するだけだ。焼け石に水である。要するに膨大なコストをかけても温暖化は防げないのだ。税金を無駄遣いすることは大きなデメリットであるから、CO2の削減政策は、デメリットを除去しようとして、更なるデメリットを帰結するという、第二段階の環境問題の典型例なのだ。

人類が直面する最大の環境問題であるエネルギーの枯渇と食糧不足に対処するためには、代替エネルギーの開発に総力を挙げなければならない。太陽光、風力、地熱などが有力なエネルギー源の候補だが、効率のよい装置を造るためには多大な開発費、実用化のためにはそれに加えてエネルギーが必要だ。太陽光は天から降ってくるが、太陽光発電所は天から降ってくるわけではない。現時点では石油エネルギーを使って造る他はない。すなわちCO2をバンバン排出して代替エネルギーのインフラを整備しなければ、未来は暗いということだ。もうひとつ大きな問題は、いろいろやってみたけれども、植物を植えておく以上に効率のよい代替エネルギーは見つからないかもしれないことだ。この場合は、どうやって平和裡に世界人口を減少させるかという大問題に人類は直面することになる。いずれにせよ、CO2の削減などという偽問題にかまけているヒマはないのだ。

(池田 清彦(いけだ・きよひこ)/早稲田大学国際教養学術院教授)
2008.9.1 Yomiuri Online

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熱浪來襲 日強制節電


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許多大企業絞盡腦汁尋找既不影響生產又節電的辦法,豐田、本田、日產等車廠提出在7至9月採取周四與周五休息的模式,把工作日改在電力需求相對較少的周末。


中新社

(《明報》, 國際, 2011年7月1日)